素材を活かす調味料の選び方

和食に欠かせない酒とみりん。スーパーには数多くの種類が並んでいますが、みなさんは何を基準に選んでいますか?値段も基準のひとつだと思いますが、値段の差って「原材料」なんですね。酒の場合、米と麹のほかに食塩や酸味料などの添加物が含まれると、日本酒ではなくなるので酒税がかからず安くなります。みりんの場合も、ぶどう糖やうま味調味料などを加えて、アルコール度数1%未満の「みりん風調味料」とすると短時間で大量生産でき、しかも酒税もかからず安くなります。添加物を含まず、米と米麹のみの自然発酵で作ると時間はかかりますが、発酵過程でビタミン類やアミノ酸うま味成分が作られて、食材本来の味を最大限に活かすことができます。ほぼ毎日使う調味料ですから、その原材料に関心をもつというのも大事だと思います。添加物が入っているかは、パッケージに記載された原材料名で確認できますし、添加物が入っていない料理用の酒と、本みりんは「お酒」の分類になり、未成年は買えませんのでお気をつけください。

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