カロリーゼロの落とし穴

「ノンカロリー」「カロリーゼロ」「カロリーoff」「甘さ控えめ」…ダイエットを気にしていると、ついこんなパッケージの商品を手に取ってしまいませんか。でも、なぜカロリーが無いのに甘いのでしょうか。それは、砂糖ではなく、化学的に合成された人工甘味料を使っているからです。砂糖(上白糖)は大さじ1杯で約35kcal、一方、人工甘味料にはカロリーはありません。でも、甘さは砂糖よりも甘く。どれくらい甘いかというと、代表的な人工甘味料で「アスパルテーム」は砂糖の160〜220倍、「アセスルファムK」は200倍、「スクラロース」は600倍とも言われています。恐ろしいのは、この甘さが味覚を鈍化させて、砂糖の甘さでは満足せず、もっともっと甘いのを欲するようになってしまうことです。コカイン以上の依存性があるとも言われています。また、ホルモンに影響を及ぼして、体内に脂肪を蓄えることも。つい数日前には、WHO傘下の国際がん研究機関が「アスパルテームに発がん性の可能性がある」と発表したばかりです。ペットボトルの炭酸飲料、清涼飲料水のほとんどに、砂糖ではなく人工甘味料が使われています。私も飲みますから、飲まないで!とは言いませんが、知っておいた方が良いでしょう。カロリーも大事ですが、その中身はもっと大切です。

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